読み書きが苦手な子どもの学習を音声読み上げでサポートする方法【教科書対応】
2026年3月30日

子どもの読み書きのことで悩んでいませんか?
AI音声読み上げツールを使えば、教科書やプリントの内容を「耳で聞いて」学ぶことができます。
じつは、読むことが苦手でも、聞けば理解できる子どもはたくさんいるんです。
2024年4月からは学校での合理的配慮が義務化され、テストの問題文を音声で読み上げてもらうといった配慮を申請しやすくなりました。
宿題や自習のときも、音声を活用すればスムーズに学習を進めることができますよ。
この記事では、読み書きが苦手な子どもの学習を音声読み上げツールでサポートする方法を解説します。
この記事でわかること
- 読み書き困難(ディスレクシア)の基礎知識
- 音声読み上げが学習支援に効く理由
- 合理的配慮として学校で音声読み上げを使う方法
- 教科書・テスト・自宅学習での具体的な活用法
- 『音読さん』で学習用音声を作る手順
読み書きが苦手な子ども(ディスレクシア)はクラスに1〜2人いる

- 教科書をスラスラ読めない
- 板書をノートに写すのに時間がかかる
このように読み書きでつまずいてしまうのは、じつは知的能力の問題ではありません。
ディスレクシアとは、知能には問題がないのに文字を読んだり書いたりすることが極端に苦手な学習障害のこと。
「文字がゆがんで見える」「似た形の文字を区別しにくい」「読んでいる行を見失ってしまう」など症状は一人ひとり異なりますが、共通しているのは「怠けているわけではない」ということです。
文部科学省が2022年に行った調査では、通常の学級に在籍する児童生徒のうち学習面で著しい困難を示す割合は約6.5%でした。
35人のクラスなら2人ほどが、なんらかの読み書きの困難を抱えている計算になります。
このように、ディスレクシアは意外と身近な存在。
大切なのは、適切なサポートを受けて、読み書きが苦手でも自分のペースで学習を進められることです。
そのためのサポート手段のひとつとしてぜひ活用したいのが、音声読み上げツールです。
音声読み上げツールが学習支援に活用できる理由とは?

音声読み上げツールが学習支援におすすめなのは「目で読む」のが苦手でも、「耳で聞く」なら内容を理解できる場合が多いため。
ディスレクシアの特徴のひとつが、文字を音に変換することが苦手なこと。
そのため逆に、文字から音への変換を音声読み上げツールに任せてしまうことで、内容をスムーズに理解することができるようになります。
目と耳の両方を使って情報を受け取ることで、勉強したことを覚えやすくなるメリットもあります。
このようにツールを使うのは特別なことではありません。
目が悪い人がメガネをかけるのと同じです。
読むことに困難があるなら、文字を読み上げてくれる道具を使う。
道具を使って自分の力を発揮するのは、ごく自然なことです。
デイジー教科書とAI音声読み上げツールの違い
読み書きに困難がある子ども向けの音声教材としては、文科省が推進する「マルチメディアデイジー教科書」があります。
これは検定教科書の内容を音声で読み上げる教材で、読み上げ箇所がハイライト表示されるのが特長です。
ただしデイジー教科書は、文科省の検定教科書だけが対象です。
テストの問題文、配布プリント、塾のテキスト、自宅学習の参考書などには対応していません。
教科書以外のテキストもカバーしたいときに、AI音声読み上げツールが役立ちます。
テキストを入力するだけで音声に変換できるので、どんな文章からでも「耳で聞く学習」のための教材にすることができますよ。
合理的配慮として音声読み上げツールを学校で使う方法とは?


2024年4月に改正障害者差別解消法が施行され、民間事業者を含むすべての事業者に合理的配慮の提供が義務付けられました。
学校でも、読み書きに困難がある子どもに対してテスト問題文の読み上げや時間延長といった配慮を提供することが求められています。
合理的配慮の申し出から決定までの流れ
AI読み上げツールを学習のサポートに使いたいときは、まず本人や保護者から合理的配慮について申し出る必要があります。
担任の先生や特別支援コーディネーターに相談して、子どもの困りごとを具体的に伝えましょう。
「教科書の音読でつまずく」「テストの問題文を読むのに時間がかかって、解答時間が足りない」など、日常の場面をなるべく具体的に伝えるのがポイントです。
そのあと、学校と保護者が話し合い、子どもに合った配慮の内容を一緒に決めていきます。
テストの問題文をICT機器で読み上げる、時間を延長する、別室で受験するなど、合理的配慮にはさまざまな方法があります。
GIGAスクールの端末を活用できる
GIGAスクール構想で児童生徒に1人1台のタブレット端末が配備されたことで、音声読み上げツールを使いやすい環境が整いました。
ChromebookやiPadのブラウザから『音読さん』にアクセスすれば、アプリのインストールなしで教科書やプリントの内容を音声で聞くことができます。
自分の端末で使えるので、「特別な機器を持っている」という目立ち方をしなくて済むのもメリットです。
学校などの教育機関で音読さんを使うときのクレジット表記方法についてこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
学習場面ごとの音声読み上げ活用法

ここからは、音声読み上げツールを使うとどのように学習をサポートできるのか、場面ごとに紹介します。
教科書・プリントを音声で聞く
テキスト内容を音声読み上げツールに入力することで、教科書を耳で聞きながら学習できます。
デジタル教科書を使っている場合は、テキストをコピー&ペーストするだけでOK。
紙の教科書やプリントの場合は、スマホのカメラで撮影してOCR(文字認識)でテキスト化する方法が便利です。
『音読さん』には画像から文字を読み取って読み上げる機能もあるので、紙の教材もかんたんに音声化することができますよ。
テストの問題文を読み上げる
テストの問題文を音声として聞くことで、文字を読むのが苦手な場合でも、問題の内容を正確に理解できるようになります。
最近では、光文書院が小学校テストの音声化サービスを提供するなど、テストを作成する出版社も音声読み上げに対応し始めています。
対応していないテストの場合は、先生や保護者が問題文のテキストを音声読み上げツールで音声化しておくことで対応できます。
合理的配慮の申請とあわせて、学校と相談してみるのがおすすめです。
自宅学習に音声読み上げを取り入れる
音声読み上げツールは自宅学習でも力を発揮します。
- 宿題
- 授業の予習・復習
- テスト勉強
さまざまな場面で、よりスムーズに勉強を進めることができますよ。
ゆっくりと内容を理解したいときは、AI読み上げサイトの機能で読み上げ速度を0.7〜0.8倍にするのがおすすめ。
逆に、内容をざっくり把握したい場合は速度を上げて聞き流すことも可能です。
音読さんで教科書やプリントを読み上げる手順を解説

ここからは、AI読み上げアプリ『音読さん』を使って、学習用の読み上げ音声を作る手順を紹介します。
3ステップでかんたんに音声を作成できますよ。
今回は、より自然に読み上げできる音読さん Betaの画面で解説します。
Step 1: テキストを入力する
『音読さん』のサイトを開いて、教科書やプリントの内容をテキスト入力欄に貼り付けます。

※音読さんの画像読み上げ機能で、撮影した画像から直接読み上げることもできます。
Step 2: 読み上げの設定
読み上げ音声を選択します。

音読さん Betaは読み上げスタイルの変更も可能。
今回の例のように物語を読み上げるときは「物語風」を選ぶのがおすすめです。

音読さんは読み上げ速度の変更にも対応しています。
ゆっくりした速度で聞くと、内容を理解しながらテキストを目で追いやすくなります。
慣れてきたら少しずつ速度を上げて、子どもに合ったペースを見つけてみましょう。
(音読さん Betaでは、読み上げスタイルの欄で読み上げペースを直接指示することも可能です)
Step 3: 音声ファイルを生成
これで準備できました。

「音声を生成」を押すと音声の生成がはじまります。

すぐにAI読み上げ処理が完了して、画面に音声プレーヤーが表示されます。

音声が自動で再生されるので、試聴してOKなら「ダウンロード」を押してファイルを保存します。
今回読み上げた音声(ごんぎつね)
読み上げた音声はMP3ファイルとしてダウンロードできます。
タブレットやスマホに保存しておけば、通学中や寝る前など好きなタイミングで繰り返し聞くことができます。
テスト前の復習に使うととくに効果的です。
音読さんの基本的な使い方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。
子どもの自己肯定感を守る3つのポイント

読み書きに困難がある子どもにとって、支援ツールを使うこと自体がハードルになることもあります。
「自分だけ特別扱いされている」と感じると、逆にツールを使いたがらなくなることも。
そこでここからは、保護者の方や先生方が意識しておきたいポイントを紹介します。
1. 「メガネと同じだよ」と伝える
目が悪い人がメガネをかけるように、読むのが苦手なら音声ツールを使う。
道具を使って自分の力を発揮するのは当たり前のことだということを、本人にも周囲の子どもたちにも伝えましょう。
「ズルい」と言われたときに大人がきちんと説明できると、子どもが安心して支援ツールを使うことができるようになりますよ。
2. できたことを一緒に喜ぶ
- テストの問題文がわかった
- 教科書の内容を理解できた
こんなふうに、音声読み上げツールを使うことで、これまでできなかったことができるようになります。
自己肯定感を高める一番の力になるのが、このような「できた」という体験の積み重ね。
結果だけでなく、ツールを使って挑戦したこと自体を認めてあげるのが重要です。
3. 子ども自身でもツールを少しずつ使えるようにする
学習をサポートするツールを使うときは、最初は保護者の方がテキストの入力や設定を行う必要があります。
でも慣れてきたら、子ども自身が操作できるように少しずつ任せていくのがおすすめです。
自分でツールを使いこなせるようになることで「自分で学べる」という自信をつけることができます。
読み書きが苦手な子どもの学習支援 まとめ
この記事では、読み書きが苦手な子どもの学習を、AI音声読み上げツールでサポートする方法について紹介しました。
最初に紹介したように、読み書きに困難がある子どもは、クラスに1〜2人の割合でいるといわれています。
でも、音声読み上げツールを使うことで、教科書やプリント、テストの問題文をよりスムーズに理解することが可能。
2024年からは合理的配慮の提供が義務化され、学校でも音声読み上げによる学習支援を受けやすい環境が整ってきました。
AI読み上げアプリ『音読さん』はブラウザだけで使えて、無料プランもあります。
読み書きが苦手な子どもの学習をサポートするために、あなたもぜひ活用してみませんか?
■ AI音声合成ソフト『音読さん』
『音読さん』は初期費用ゼロで利用できるオンラインテキスト読み上げツールです。
- 日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など約50の言語に対応
- パソコン・スマホどちらからも利用可能
- ビジネス・教育・エンターテインメントなどの用途に対応
- インストール不要でブラウザから即利用可能
- 画像からの読み上げにも対応
利用方法はサイトからテキストを入力するかファイルをアップロードするだけ。 数秒で自然な音声ファイルが生成されます。 5,000文字までの音声合成なら無料で利用できますので、まずは一度お試しください。
Email: ondoku3.com@gmail.com



