文章の校閲や確認作業に音声読み上げソフトを使うメリット・デメリット

2021年1月17日

文章の校閲や確認作業に音声読み上げソフトを使うメリット・デメリット

文章を書く仕事をしているライターさんや編集の仕事をしている編集者さんにとって誤字脱字はとても重要な問題です。

そしてまたこの誤字脱字は何回確認しても見落としがちなものです。

私もWebライターをしています。

提出をする前に何度も見直しをするのですが、自分でも黙読をしているとなかなか誤字脱字に気がつかないものです。

最終的に読者の方から「ここ間違っていますよ」と、ご指摘をいただいて気づくことも。

できればそういう事態は避けたいですよね。

今回は、校閲や確認作業に音声読み上げソフトを使う2つのメリットを紹介していきます。

音声読み上げソフトを校閲に使うメリット。

執筆作業をする午後

これには、2つのメリットがあります。

  1. 音声を聴くと誤字脱字に気が付きやすい、
  2. スピード調整で効率アップ

まずは、1つ目のメリットから紹介していきます。

音声を聴くと誤字脱字に気が付きやすい。

文章を読む時に黙読をするだけではなかなか誤字脱字に気がつくことは難しいです。

人間というのは思い込みの力がとても強く、特に、自分の書いた文章であれば「こういう風に書いた」と思いながら読んでいることが多いです。

そうすると小さな誤字脱字に気がつくことが、さらに難しくなります。

この思い込みの力を取り除いてくれるのが音読です自分で音読をするよりも人に読んでもらってそれを聞く方が間違いに気が付きやすくなります。

例えば、

「今日はいい天気だから近くの公園まで散歩に行こう。」

と書こうとして

「今日はいい天気だなら近くの公園まて散歩に行こう。」

と書いていたとしましょう。

間違いは2箇所あるのですが、他の長文に思われてしまうと、こういった間違いに気が付きづらくなります。

こういう現象はタイポグリセミア効果と言われいます。

タイポグリセミア(Typoglycemia)は、文章中のいくつかの単語で最初と最後の文字以外の順番が入れ替わっても正しく読めてしまう現象である。

引用元:ウィキペディア

目で文字を追っていると、こういった原理で見落としがちな誤字脱字。

ですが音声で読み上げてもらうと、一瞬で間違いに気がつくことができます。

試しに音声で聞いてみてください。

スピード調整で効率アップ。

音声読み上げソフトでは自分が読み上げて欲しいスピードに合わせて、速度を調整することができます。

慣れていない人であれば1倍速で慎重に校閲するのもいいですし、慣れてくれば1.5倍速や2倍速で確認をすることによって作業効率もアップします。

音声読み上げソフトでの校閲作業は思っている以上にカスタマイズするのが簡単です。

リンク共有がしやすい。

これは音読さんのみの機能ですが、校閲し終わった音声読み上げデータを簡単に SNS やブログなどで共有する事ができます。

音声がブログなどで聞けることによってそのブログの付加価値が上がることになります。

今まで文字を読むのが億劫だった取りこぼしになっていた読者などに対しても、アプローチすることができ、新しいターゲットや市場を狙いやすくなります。

音声読み上げソフトを使うデメリット

パソコン前でイラつく女性

音声読み上げソフトを使って校閲者確認作業をする場合、主に2つのデメリットがあります。

  1. 音読ミスをする
  2. 同音異義語の誤字は見つけにくい

具体的にどういったデメリットなのでしょうか。

音読ミスをする

現在の音声読み上げソフトでは一部読み上げのミスをする場合があります。

自分で辞書登録をしたり、読み間違えそうな部分をひらがなで書くなどの対処もできますが、手間がかかります。

音声読み上げソフトが苦手な文字は例えば、

  • 数字、
  • 記号、
  • 一部の漢字

などです。

「このHPのデザイン可愛くしてほしいな☆」

という文章であれば

「このホームページのデザインかわいくして欲しいな ほし」

と読み上げてほしいのに対し音声読み上げソフトでは

「このエイチ ピーのデザインかわいくしてほしいな」となってしまうのです。

音声読み上げソフトではこうしたちょっとした読み違いを度々起こすので注意が必要です。

同音異義語の誤字は見つけにくい。

また、音声読み上げソフトの音読では同音異義語の誤字を見つけることは難しいです。

あくまでも「音声」として聞くので、読み方が同じ漢字であれば同じように「音声」として読んでしまいます。

同音異義語はあくまでも自身でみつけなくてはいけません。

音声読み上げソフトを使って校閲するときのポイント。

音声読み上げソフトを使って校閲する時は利用可能な文字数に注意する必要があります。

長文を何度も読み上げると利用可能な文字がどんどん減っていきます。

ブログであれば文章全体を読み上げるのではなく、見出しごとに読み上げると何度も読み上げた場合でも利用する文字数を抑えることができます。

文章校閲に音声読み上げソフトを使うべき。

音声読み上げソフトでは完璧ではありませんが作業効率を確実に上げることができます。

音読さんでは無料〜で音声読み上げソフトを使用することができます。

また、一昔前の機械音のような読み上げではなく随分となめらかな音声で読み上げられます。

効いていて疲れづらいのであなたの音声読み上げソフトの印象もきっと変わると思います。

ぜひ試してみてくださいね。

あなたの校閲や確認作業を効率良くするお手伝いができることを願っています。

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